フォルスクラブで権利収入の可能性はあるのか

フォルスクラブで権利収入の可能性はあるのか

●フォルスクラブを所有するだけで何かを貰える権利収入はないだろうか

最近では何らかのサービスを利用するときに、対価を支払うというだけでなくポイントなどの形で支払金額のいくばくかの割合がポイント付与するというサービスが普及しています。毎日利用する交通手段や買い物などのシーンで利用することが出来れば、少額ではあっても安定した権利収入システムを構築することになります。それではフォルスクラブを利用しながら権利収入システムを実現することができないものか、気になるところです。この可能性を検討するときに参考になるのは、電鉄会社を中心に採用されている「乗車ポイント」になります。

●東京メトロしてポイントが付与される権利収入システム

東京メトロでは2018年3月からPASMOを活用して同社の路線を利用すると、「メトポ」という独自のポイントが付与されるシステムを実用化しています。入会費や年会費は不要ですが、東京メトロのHPで名前や住所などの仮登録を行った後、PASMOを持参し東京メトロ各駅に設置された券売機で本登録を踏む必要があります。本登録の際には、仮登録のときに発行されたお客様番号と駅パスワードが必要です。

●乗車ポイントによる権利収入システムの普及は進んでいる

東京メトロの場合、平日では乗車するだけで3p、土曜休日乗車で1日10pが付与されるというシステムになっています。ただし定期券区間では付与されることはなく、一日何回乗車してもそれぞれ1日あたりのポイントが加算されるわけではありません。たまったポイントは10pあたり10円でPASMOにチャージすることができます。類似のシステムは日本国内の電鉄・バス会社などに普及しており、乗降客の混雑緩和などの副次的効果も目的としています。仮にフォルスクラブで類似した権利収入システムが導入されれば、さらに魅力はアップするのではないでしょうか。

●フォルスクラブでの権利収入システム実現の可能性を検討する

サービス利用者にとっては、利用することでポイントを得ることができる権利収入システムは注目を集めます。フォルスクラブでは、電子媒体でのコンテンツ提供の度にポイントが付与されるといった仕組みになるのではないでしょうか。
しかし実際にはフォルスクラブで電鉄会社のようなポイント付与する権利収入システムを導入するのは難しそうです。
まずフォルスクラブでは切符を購入するように、一定期間サービスを利用するという趣旨のサービスではないからです。仮に視聴の度にポイントが付与されるということになると、これまでの利用料金のあり方を根本的にみなおすこおとが必要になります。すでに相応の成功したビジネスモデルになっている以上、フォルスクラブがあらたな権利収入システムを導入することの動機付けとすることは困難です。したがって電鉄会社のポイント付与するスタイルの権利収入制度が実用化される公算は、非常に低いと結論付けることができます。

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