フォルスクラブの商法と詐欺との大きな違い

フォルスクラブの商法と詐欺との大きな違い

【商売と詐欺の違い】
辞書によると詐欺とは
「他人を騙して金品を奪う、もしくは損害を与える」ことになります。
「他人を騙す」という点を考慮すると、
詐欺は「意図しないと絶対に出来ない」ことになります。
もしも意図していないのなら、それは事故と言えます。

詐欺の証明は簡単なようで難しいです。
客観的な証拠があれば立証は不可能ではありませんが、
ギリギリのラインを攻められると判断が途端に難しくなります。
これはある意味「イジメの立証」に似ていると言えます。
「ナイフで刺される」は誰が見ても
イジメの証拠(むしろ傷害罪)として有効ですが、
「上履きを隠される」の物的証拠は監視カメラで録画しない限り、立証は難しいでしょう。
むしろそういった分かりやすいイジメならイジメと判断しやすいものですが、
肩を少し叩いただけでイジメと定義して良いかどうかは非常に難解です。
イジメと感じるのは当人であって、客観的な意見を当人は絶対に参考にしません。
しかしイジメを法的に罰するなら客観的な意見が絶対必要です。
本人がどんなにイジメと叫んでも、証拠が無いとどうしようも出来ないのです。
こういった点が矛盾するため、イジメを立証するのが難しいのです。

詐欺の話に戻しますが、これもどこからどこまでが詐欺か分かりにくい点があります。
特に商売との違いが非常に難しいです。
人々が詐欺と感じるのは「大きな損をした」と思った時でしょう。
相手の意図は何一つ関係ありません。
被害者がどんなに「詐欺だ」と喚いても、
客観的な意見でもって加害者の「騙す意図」を確認出来なかったら、
詐欺と立証することが出来ないのです。
極端な話、市場平均価格が100円の林檎を100円で売って、
買った側は「これは10円の価値が無いから詐欺だ」と喚くことは可能です。
99%の方が「こいつは何を言っているんだ?」と非難しますが、
残りの1%は「そうだ詐欺だ」と同調するかもしれません。
国民の1%がそう意見すれば100万票にも上り、
それは無視できない客観的な意見として注目されてしまうのです。
なお残りの9900万票は反対ではなく「無関心」になります。
詐欺と喚く方と戦うほど、人々は暇ではないのです。

 

【フォルスクラブの商法】
今はもうやっていませんが、
フォルスクラブはフランチャイズをしていました。
簡単に言えば、フォルスクラブを売る権利を販売していたのです。
一般の主婦が誰かにフォルスクラブを売ることが可能で、
売るたびに利益がその主婦に還元されます。
歩合制のお仕事と言えば分かりやすいでしょうか。
そしてこれは普通の営業です。
給料が月額定額制では無い点を除けば、
普通の会社と何一つ変わりません。
こうした普通の営業が完全否定されたら、
世界は本当に何も出来なくなります。
貨幣制度どころか物々交換すら否定されたら、
世界は恐竜時代まで遡る弱肉強食ワールドになってしまいます。

 

【フォルスクラブの商法が詐欺と感じる理由】
「縁の切れ目は金の切れ目」や
「友情はお金では買えない」といった慣用句があります。
商売と友情は決して結びつけてはいけないのです。
基本的に人間は利己的な感情で動く生き物なので、
もしも商売と友情を結びつけると、
その関係性は完全に
「縁の切れ目は金の切れ目」となってしまいます。
友達料をせしめたら、それは友情とは言えないでしょう。
最近はレンタルフレンドという事業がありますが、
正にそういったものに成り下がると言えます。
フォルスクラブの商法が詐欺と感じる理由はそれに近いかもしれません。
詐欺ではなく、どちらかと言ったら「友情を壊す」道具として
使われてしまったと言った方が適切かもしれません。
今まで親しかった友人がいきなり
「フォルスクラブに加入しなかったら友達の縁を切る」と言われたら、
多くの方が詐欺だと思ってしまうでしょう。
実際にはフォルスクラブを勧誘してくる友人は
上記のようにストレートには言いませんが、
勧誘される側は曲解してそう解釈してしまうことが多いのです。
勧誘する方は騙す意図が一切ありませんが、
「イラナイものを売り付けられて損をする」という点が詐欺に似ているため、
多くの方がフォルスクラブを詐欺だと思うようになっているのです。
と言っても実際にそう思っている方は日本に100人も居ないでしょう。
しかしその100人のうちたった3人だけが「フォルスクラブは詐欺」だとネットで発言し、
拡散すれば、まるで100万人の賛同者を得ているような意見として扱われるようになります。
「ナポレオンは100万の銃剣よりも3枚の新聞紙を恐れる」という格言がある通り、
小さな声が大きな影響を与えてしまうことがあるのです。
そしてそれは真実かどうかは一切関係ありません。
ナポレオンは悪だと言って広まってしまえば、それは悪になってしまうのです。

 

【フォルスクラブの商法と詐欺との大きな違い】
フォルスクラブの商法は決して詐欺ではありません。
しかし結果的に「損をしてしまった」と感じる方が居るのは事実です。
しかしあらゆる商売においてそう感じることは普通にあります。
ラーメン屋に行って、そのラーメンを食べて、
味が気に食わないという理由で料金を支払わなかったら食い逃げです。
多くの方が「損をしてしまった」と感じるでしょう。
そしてそれを詐欺として立証するのは難しいです。
その不味さが客観的に見てアウトなら立証可能ですが、
衛生上問題ないようなら司法は決して罪に問いません。
料金が市場価格の2~3倍でしたら訴えることは可能かもしれませんが、
それも客観的に判断して平均的だとされたら、詐欺としての立証は不可能となります。
感じ方というのは人それぞれであり、
こういった点が「商売と詐欺の違いは分かりにくい」というものになります。

商法と詐欺の大きな違いは「騙す意図があるかどうか」ですが、
思考を読み取る装置が開発されない限り、騙そうとする思考を証拠にすることは出来ません。
それゆえ、値段(価値)と言った点で客観的に、詐欺かどうかを判断します。
100万円のダイヤを150万円で売ったら、それは誰の目にも詐欺と判断出来るでしょう。
友達からフォルスクラブを入会金1万800円+月額費6480円で販売されたらそれは普通ですが、
もしも入会金を2万1680円と言ってきたら、それは詐欺として成立しますが、
そんな商売の仕方をする方は誰ひとりいません。
しかし買わされる方からしたら、フォルスクラブを0円程度の価値しか見出さないかもしれません。
詐欺の判断はあくまで当人がします。
定価が100円で、市場価格が100円でも、当人が0円だと判断したものを売り付けられたら、
その時点でその当人は「詐欺だ」と思ってしまうのです。
相手に騙す意図があるか一切関係なしに、当人がそう思うだけで詐欺になってしまうのです。

 

【まとめ】
もしもその友達が「フォルスクラブに加入しないと殴る」
と言ってきたら詐欺を通り越して脅迫罪ですが、
そんなことは誰も言いません。
そしてどんな風に誘われてもフォルスクラブに無理して加入する必要は一切ありません。
断っただけで壊れる友情なら、それは元から金銭取引によって成立していた友情なら、
壊した方が良いでしょう。

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