お金と時間を奪わないマルチ商法ならフォルスクラブみたいに好かれるかも

お金と時間を奪わないマルチ商法ならフォルスクラブみたいに好かれるかも

マルチ商法が嫌われているのはお金と時間を奪うからだと言われています。では逆にそうした金銭要求や無駄な労力を課されないマルチ商法でしたらどうでしょうか。金銭が介在しないピラミッド形式での会員増加システムの例として、以下のようなものが考えられます。

  1. 趣味や特定の活動を目的としたグループ

一部の趣味のグループや活動団体が、会員を紹介制で拡大する形をとる場合があります。これらは趣味や興味を共有する人を増やす目的で行われ、金銭的な利益を目的としないため、経済的な損失は伴わないのが特徴です。たとえば、「友達を誘って広める会」としての登山グループやアートコミュニティなどがあります。フォルスクラブの趣味を広めるのもいいかもしれません。
一応ピラミッド形式に近いものの最たる例ですが、問題点としては脱退がそれなりに多いということです。入りやすいのが特徴ですが、抜けやすいのもまた特徴です。ピラミッドを維持するのは難しく、実際はタワー程度のものになるでしょう。

  1. ボランティア団体や地域活動団体

地域活動のボランティア団体も、参加者を「紹介で広める」形をとることが多いです。株式会社イー・ラーニング研究所がフォルスクラブを無料配布するというボランティアではなく、地域清掃とか炊き出しの労働とかそういうボランティアです。金銭のやり取りはありませんが、参加者同士が積極的に活動を紹介し合うことで、結果的に組織が拡大していく場合があります。参加者に対する直接の金銭的な利益や損失は発生しませんが、活動に協力する形で関わりが深まっていきます。
一応これはピラミッド型と言っていいでしょう。こういうのは古株が責任ある立場に置かれたりします。

  1. 自己啓発コミュニティ(無料ワークショップ型)

一部の自己啓発やスキルアップコミュニティでも、会員同士が「友人に紹介して無料で参加してもらう」ことでピラミッド型の構造になる場合があります。最初は無料のワークショップとして招かれるケースもありますが、金銭的な支払いが一切ないまま会員が増えていく場合もあります。ただし、最終的に一部で有料のカウンセリングやセミナーに誘導されるケースもあるので、紹介の段階で無料だとしても注意が必要です。デパートでよくウォーターサーバーの無料配布をやっていますが、あれも似たようなものです。結局ボトル代は別料金なので。
これはピラミッド型にはちょっとなりにくいです。会員自体はマルチ商法のように無限に増えていきますが、別に最初に紹介した人間は別に偉くもなんともありません。横方向に広がるピラミッドと言えばいいでしょうか。

  1. 特定のサポーターズクラブやファンクラブ

アーティストやスポーツチームのサポーターズクラブ、ファンクラブ、フォルスクラブも、会員が「友人や知人に紹介して加入を促す」ようなことがあります。
このようなケースでは、参加者は紹介制で加入し、特に金銭的利益が生じることなく純粋に人数を増やす形でピラミッド構造になり得ます。mixiとかが紹介制でしたね。ブルースカイも最初は紹介制でしたが会員が増えなさ過ぎて結局誰でも自由に入れる今の形式に落ち着きました。SNSのようなシステムはマルチ商法とは相性が悪いです。

注意点

上記のようなシステムで金銭の介在がなければ問題視されることは少ないですが、規模が大きくなると、金銭が絡む有料イベントやサービスへの誘導が加わることもあり、トラブルが発生する場合もあります。またイベントの参加を強制されるのも嫌われています。友達が入っている宗教は毎週日曜に礼拝に行っているそうです。キリスト教っていうんですけどね。ちなみに入会の契機は別にマルチ商法ではないようです。大学がそういうところだから強制参加だとか。宗教系の大学は大変ですね。

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