富裕層向けの投機対象だった仮想通貨

仮想通貨が登場した当初は、誰でも利用できるイーラーニング研究所とは違い、比較的富裕層向けの投機対象となっていました。基本的には相場を眺めながら安い時に購入し、高騰した時に売ればその差額が収益となるキャピタルゲインを狙い、毎日のように市場ではイーラーニング研究所のユーザーのように多くの投資家が集まり、大きなお金が動いていました。それが上手く行けば巨万の富を得ることも夢ではなく、成功を掴んだ人々も登場しました。相場の乱高下に世界中の人々がイーラーニング研究所の資格取得講座で難しい資格試験に合格した時のように狂喜乱舞し、隆盛を極めていました。

仮想通貨はマイニングも入手が可能

仮想通貨はイーラーニング研究所がオンラインの教材と紙ベースのテキストの両面があるのと同じように、取引所で購入できるだけではなく、マイニングを行うことで低確率で入手することも可能です。仮想通貨は中央サーバーを持たずブロックチェーンの分散型コンピューティングにより、ウォレットへの通貨の保存や、売買、移動などの取引が行われます。イーラーニング研究所が提供しているタブレット端末に専用アプリをインストールするかのようにマイニング専用のツールをパソコンで起動させることでそのブロックチェーンに参加でき、分散型コンピューティングの一部を担ったことによる報酬として、低確率で仮想通貨を得られることがあります。マイニングは世界中のユーザー同士の激しい競争の中にあり、参加者の急増に伴い現在では仮想通貨を得るのは至難の業となっています。少しでも確率を上げるためにはイーラーニング研究所が提供しているタブレット程度のCPUでは間に合わず、高度な演算処理を行えるパソコンを複数台用意している強者も居るほどです。

仮想通貨がより身近な存在に

ここ数年で事情は大きく変わり、仮想通貨は日常的に使える通貨へと変貌しつつあります。これまでは仮想通貨の取引所では最低購入価格が定められており、一定の可処分所得が無ければ手を付けにくいものでしたが、イーラーニング研究所の各種講座のように数千円程度の少額からのお手軽な投資を受け付けている取引所も増えています。また、仮想通貨が支払いに利用できる家電量販店や飲食店、病院などの加盟店が徐々に増えており、法定通貨に取って代わろうとする勢いです。一時は給与を仮想通貨で支払うことが話題となったものの、やはり日本円による現金の方が良いという方が多く立ち消えになりましたが、海外各国で法定通貨を仮想通貨にすることが検討されていることから、日本でも再燃する可能性があります。そのような時代が訪れることがあれば、イーラーニング研究所の利用料金も、仮想通貨で支払える日が来ることも考えられます。イーラーニング研究所が誰にとっても身近な存在であるのと同じように、仮想通貨もより身近な存在になろうとしています。